貓人気

以前はペットと言えば犬を飼っている人が圧倒的に多かったが、ここ數(shù)年の貓ブームで犬と貓の數(shù)は今ではほぼ同數(shù)になり、貓の數(shù)が犬を追い越すのも時(shí)間の問題らしい。さらに、“アベノミクス”ならぬ“ネコノミクス”という造語まで生まれている。関西大學(xué)の宮本勝浩名譽(yù)教授によると、その経済効果は2兆3162億円というから驚きだ。餌など飼育費(fèi)用だけでも1兆1020億円にもなり、巨大なマーケットになっている。いやはや、貓ブームもここまで來たかという感がある。

とは言っても、テレビや広告など貓を扱った物や事が増えて、貓ブームを?qū)g感することはできるが、ほとんど室內(nèi)で飼われているペットの貓の數(shù)が増えているのかどうかはよく分からない。

散歩が欠かせない犬は、増減が貓よりも目に見えて実感しやすく、今流行っている犬の種類も分かりやすい。ひと昔前は大?中型犬が主流で、漫畫の影響もありシベリアンハスキーが大流行したこともあった。その後、トイプードルなどマンションでも飼いやすい小型犬に人気が移っていった。では、貓はどうなのだろう。ペットの情報(bào)サイト“pepy”が調(diào)べた人気ランキングによると以下の通りだ。

1位、スコティッシュフォールド。スコットランドで突然変異で生まれた、垂れ耳が特徴の貓。溫和な性格で人懐っこい。“スコ座り”と呼ばれる、ちょっとおっさんみたいな座り方が愛らしくて人気だ。

2位、アメリカンショートヘア。イギリスからアメリカへ渡った移民たちの船に一緒に乗っていた貓が先祖といわれている?！哎ⅴ幞伐绌`”の愛稱で親しまれ、美しい大柄の縞模様が特徴だ。人見知りをせず大らかな性格で、運(yùn)動(dòng)量が豊富。

3位、ラグドール。アメリカ?カルフォルニア地方で飼われていたシールポイント貓がベースで、その後ペルシャ貓などと交配?改良され、2000年にアメリカの貓種登録協(xié)會(huì)に公認(rèn)された比較的新しい貓種。名前は抱かれるのを嫌わないため、ぬいぐるみ（ラグドール）のようであることから名付けられた。大人しく飼い主に従順。

4位、ブリティッシュショートヘア。イギリス最古の種類の貓?！安凰甲hの國(guó)のアリス”に登場(chǎng)する貓?チェシャのモデルともいわれている。賢くて運(yùn)動(dòng)能力が高い。昔は食料などをネズミから守るハンターの役目をしていたため、自立心が強(qiáng)く、無駄鳴きがほとんどない。

5位、ロシアンブルー。名前の通り、ロシア北西部が原産。美しいブルーの毛並みで、根強(qiáng)い人気がある。別名“ボイスレスキャット”と呼ばれるほど、ほとんど鳴かない。犬のように飼い主に忠実で大人しいので飼いやすい。

ランキングを見ると、あまり鳴かない大人しい貓が好まれる傾向があるように思える。これもマンションで飼う人が増えたからだろうか。時(shí)世によって人気ランキングは変わるが、どの貓も一度は飼ってみたいと思わせる愛らしさがある。そして、脈々と受け継がれた遺伝子によってそれぞれの貓の性格が違うことも興味深くて面白い。

貓ブームはブームで終わるのではなく定著することによって、犬も含めてペットを飼うことに対する意識(shí)や法律の整備など人間とペットがより共存しやすい社會(huì)が形成されることに期待したい。

そして、以前大流行したシベリアンハスキーは流行が過ぎ去った後、先祖に狼を持つシベリアンハスキーを持て余した飼い主が山に放置するなどの問題が引き起こされたことも記憶しておきたいことだ。